2009年3月  

北京指定会場の「デモ許可制」名ばかり、申請したら拘置

2008年8月17日日曜日

北京五輪の期間中、中国当局が北京市内3か所の公園内に限り事前申請を条件に認めるとしたデモが、五輪9日目の16日になっても一度も実施されていない。中国外務省の記者会見などでは、申請受理と許可の状況について外国メディアの質問が相次ぐが、「関係機関に問い合わせてくれ」の一点張り。五輪が始まっても、政府批判につながる異論を徹底管理で封殺する非民主的な体制に変化は見られない。国際人権団体に入った情報からは、デモ申請を徹底的に握りつぶす当局の姿勢が浮かび上がる。「ヒューマン・ライツ・ウオッチ」(本部・ニューヨーク)によれば、江蘇省蘇州の女医(48)が上京して、家屋をめぐる地元政府とのトラブルを訴えるため北京市の公安局にデモ申請したところ、地元当局者に通報され、強制的に自宅へ連れ帰された。また、家屋を強制退去させられた北京市民が7月末に申請したところ、「社会秩序を乱した」として30日間の拘置となった。官僚汚職撲滅を訴えるデモ申請のため北京市内の公安局を訪れた弁護士が、その場で拘束されたケースもあった。中国の人権や民主を監視するウェブサイト「維権網(CHRD)」も、新疆(しんきょう)ウイグル自治区と河南省からのデモ申請者が北京市公安当局の同意を得た後、失跡したり、地元へ連れ戻されたりしたケースなどを伝えている。

公には、申請したら許可するという言葉を信じて行動する者を危険分子として北京から離し、安全で調和の取れた中国をアピールしたいのでしょうね。ちなみに、これは日本の忘・新年会でも時々行われる手段であり、「今日は皆さんを労う日です。無礼講で飲んで食べて下さい」みたいな事を社長が挨拶で話すから、酔った佐藤君は部長の頭をペンペン叩き、翌日には佐藤君が部長に仕事で叩き下ろされた、みたいな事と同じです。かね??。



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